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バトルクラスト






西暦2002年…

人口増加に伴い大規模な宇宙移住計画が実行されてすでに30年もの月日が経過した頃―

当初宇宙国家の実権を握っていた宇宙政府であったが、スペースコロニー「ムーンライト-3」と小惑星との衝突事故を
未然に防ぐことができなかったことで責任を追われ、既に実権の大半を失っていた。
宇宙国家は地球に本部を置く宇宙開発局を中心とした連立政府の統治下に置かれていたが、地球主導の政治に対し、宇宙民は不満を募らせつつあった。

時は進み西暦2009年…

小惑星帯を観測中の研究チームが複数の小惑星内部から特異な鉱石を採取する。
分析の結果、これらの鉱石は超硬度、かつ軽量な全く新しい金属の原料となることが判明。
この金属の分子は「ジオニウム」と名づけられ、その特性から主に機械や機器の外装に利用されることとなる。
ジオニウム由来の外装は「メタルクラスト」と呼ばれ宇宙開拓に利用され、その高強度から事故の影響を最小限に減らすことに成功し、
宇宙技術は飛躍的な進歩を遂げる。

しかし、後に宇宙政府が兵器開発にメタルクラストを使用していることが判明。
地球政府はメタルクラストの兵器への使用を禁止するよう求めるが、宇宙政府はこれを拒否する。
過去最高の兵力、技術力を手にした宇宙政府にとっては地球の兵力など最早取るに足りず、地球側に有利な要求など通るはずも無かったのである。
この要求破棄により互いの緊張状態は一気に加速することになる。

そして西暦2010年…

終に宇宙政府は地球に対し宣戦布告、メタルクラストを使用した宇宙政府の機械軍は地球への侵攻を開始した。
メタルクラスト装甲を纏う機械軍に地球軍は敗走を重ね、終には巨大破壊兵器を地上に投下されてしまう。

地球軍はメタルクラスト対策として特殊な戦闘機の開発に着手する。
それは、メタルクラストを貫くために圧縮したエネルギーを一度に放出できるシステムを搭載した戦闘機であった。
最新型宇宙戦闘機「メテオストライカー」が戦地へと向かう―


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