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インフィノス外伝


第一次アルグス戦から数十年、惑星インフィノスが平穏を取り戻していた頃―
再び迫り来るであろう侵略惑星アルグスの軍勢に対し戦力を増強していた惑星インフィノスであったが、それは突如訪れた。

元より強大な力を持つアルグスの軍勢は数十年の年月の中で勢力を建て直し、巨大ワープホールを利用してインフィノスに対し電撃侵攻を仕掛けてきたのであった。
不意を打たれたインフィノス軍にはこの軍勢を食い止めることはできず、終にはインフィノス上への侵攻を許してしまう。

インフィノス軍は前大戦、単機でインフィノスに勝利をもたらした伝説の宇宙戦闘機「AT-フォーリア」を宇宙に送り込み、アルグス本軍基地への攻撃作戦を開始するが、既にインフィノス上へ降り立ったアルグス軍の攻撃は凄まじく、地上は壊滅し、占拠されていった。

地上のインフィノス軍はもはや機能を失い、インフィノス人は絶望の縁に立たされるが、その中で唯一アルグス軍と対等に戦うことができる戦闘機たちがいた。
それは、従来戦闘機をベースに伝説の機体の技術を受け継いだ量産機「フォーリアmp-フェルノート」。アルグス軍拠点を鎮圧するべく空を飛び交い、散っていく彼らを、人々は「解放者(リベレーター)」と呼んだ―




第一次アルグス戦において勝利を収めた伝説の機体、「AT-フォーリア」の技術を転用した量産機。
従来戦闘機をベースにビット制御装置を搭載することで、オリジナルと同様にビットユニットを利用することができる。
オリジナルのビットは量産不可能な高エネルギー集束体のため、代わりに濃縮エネルギーを充填させた「カプセルビット」を運用している。

二度目のアルグス軍の侵攻を許してしまったインフィノス連邦だが、伝説の機体以外で唯一アルグス軍と対抗できる戦闘機の開発に成功したため、インフィノス連合最高の功績と呼ばれている。
しかし、ベースが従来戦闘機のためオリジナルには全ての面で適わず、耐久性、特に宇宙空間での運用には適さないとされている。


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